今回のDeNAのキュレーションサイト・WELQ(ウェルク)騒動では、一部上場の会社が、盗用を繰り返し(指示し)ウソの医療情報を垂れ流していたということでDeNAの責任は非常に重い。
なにしろ金に目がくらんで、ウソの情報でもいいからSEO技術を駆使して検索上位にした上、自らが活動するインターネットを信用できない場所に汚してしまった。
また、誤った医療情報を拡散したため健康被害が出ていることも考えられる。
プロ野球球団を持つ一部上場のDeNAがヤクザみたいな事をやっていたのだ。
非常に責任は重い。
代表取締役社長兼CEO 守安功からの一連の事態に対するお詫びとご説明
「炎上」が暴いたDeNA劣悪メディアの仕掛けなぜニセ情報が大量の読者を獲得したのか
炎上して閉鎖に追い込んだ発端はここ。
クライアントの記事がパクられていたことが発覚したことから始まる。
シリーズで読んでみてください。
前にも紹介したことのあるランダーブルーの永江一石さんのサイトです。
DeNAがやってるウェルク(Welq)っていうのが企業としてやってはいけない一線を完全に越えてる件(第1回)
【告発も追記】やってはいけない一線を越えたDeNAのウェルク(Welq)をとりあえず直ちに閉鎖すべき理由(シリーズ第2回)
東大薬学部五十嵐准教授がDeNAのウェルク(Welq)をさくっと検証した結果(シリーズ第3弾)
パクリWebスパムのウェルク(welq)はどのようにして誕生したのか(シリーズ第4回)
ワタシも本社が笹塚にあったころ、DeNAにはビッターズという(今はDeNAショッピング)ネットモールでお世話になりました。
あのころのワタシが知っている社員たちは、ベンチャー気質でいろいろと店子のことを考えてくれていい社員でした。
いつのころから変わってしまったのでしょうか。
今後、キュレーションサイトの記事は専門家に再監修させて再開する方針らしいが、まずムリでしょう。
そこでワタシからの提案です。
Contents
DeNAは盗用・パクリ防止に全力を注げ!
まず、DeNAは今回のことを深く深く、海よりも深く反省して、インターネット上の盗用・パクリ全廃宣言を出します。
そしてクリーンでまともなインターネット社会を構築するため、写真や文章の盗用を調査するウェブサービスを開発、無料で提供するのです。
例えば、自分のウェブサイトのURLを入れると、似ている文章や同じ写真を使っているサイトを自動的にリストアップしてくれる。
コレをもとに盗用・パクられたサイトはパクリサイトに警告、使用料や損害金を請求します。
DeNAは弁護士との仲介をしてもいいかもしれません。
そうなれば安易にパクってもすぐばれますから、盗用・パクリ自体が激減するはず。
こき使ったライターへの配慮
安い単価でこき使ったライターへの配慮も忘れてはなりません。
ワタシの知り合いにも、これは本当にいいのかと疑問を持ちながらもDeNAの指示で仕事を行って、ひどく後悔している人がいます。
今回のことでかなり落胆しているようです。
違法な事業へ手を貸してしまったわけですから落胆もします。
金銭的補償
まず、二束三文で記事をパクらせていた外部のライターには、まともな報酬金額との差額分+いくらかの慰謝料を払います。
クラウドワークスやランサーズで募集していたのだから、過去に依頼したライターのデータくらい残っているでしょう。
ライター養成講座も
二束三文で受けたライターたちは、大したライティング経験や技術もなく、なんとか在宅でこずかい程度でも稼ぎたい人たちでしょう。
そこでライター志望の人にはDeNAがライター講座を実施し、受講者を対象に適正な金額で発注する仕組みを作る。
また、ライターにこだわらない人には在宅で出来る作業を社員にはやらせずに発注する仕組みを作る。
もちろん適正な金額で。適正な金額でも社内で社員がやるより安くなるでしょう。
インターネットの弱点を克服する支援事業の会社へ
インターネットには様々な問題があります。
今回の盗用・パクリをはじめ著作権問題、中国人によるニセネットショップ、ID乗っ取りなどなどこれからもいろんな問題が出てくるでしょう。
そこで、DeNAはこれらのインターネット上の問題を技術力で解決していく会社に方向転換する。
キャッチフレーズは
「インターネットを安全・安心な場所に。DeNA」
ベタだけど、伝わる。
「過去に誤ったことをしてしまった。
だから、安心してりようできるインターネットを実現したい。」
とストーリーも出来るし。
DeNAって儲かってるスマホゲームの会社だよね。と言われるより、DeNAって儲かってないけど技術力でインターネットを守ってる会社だよね。と言われるようにしたらいい。
儲かってない時代(?)のDeNAが好きだったので(中の人間が)ちょっと提案してみましたがいかがでしょうか。
ここまで一気に書きましたら息切れしました。
では、今日はここまで。