日本最大級譲渡会「ブレーメンパーク」で出会った運命の犬

保護犬「ゆず」と内股兄弟

トラブル

犬連れでの避難所への避難は無理ゲーな話

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先日、日本中で猛威を振るった台風19号の接近で多摩川(調布市)に近い私たちの家にも避難勧告が出されました。
まあ、多摩川が決壊することは無いだろうと思っていましたが、支流の氾濫や暴風による被害は覚悟し、風呂に水を貯めたり食料や水を買いこんだり、雨戸が無いガラスには段ボールを貼るなど一定の準備をしておりました。

ところが昼過ぎ、私たちの地区には避難勧告が出ていました。

出ていた、というのは3時過ぎまで知らなかったのです。
ゆずの散歩での道すがらの防災放送で知ったわけです。

ウチは夫婦ともSIMフリーのスマホだったので緊急速報が通知されなかったのを後で知りました。
(そんな場合は、Y!防災速報アプリを入れておけばOK)

そこで、荷物をまとめて車で避難所へ向かいました。

避難所がやってない?

調布市のウェブサイトで避難所を確認します。
避難所一覧を見ると近所の小学校が最寄でした。
(後になってこの避難所一覧は今回の避難所とは違うとわかった)

しかし、小学校に着くと電気も付いておらず校門も開いていません。
ここは違うのかと次に近い小学校へ向かいましたが、やはり開いていません。
少し離れた小学校も開いていませんでした。

ぐるぐる回っているうちにこれから避難しそうな人に声をかけて、避難所はどこかを聞いてそちらへ向かいました。

ペットは中に入れない

車で渋滞する中、ようやく小学校の避難所へ入れました。

まず確認したのはペットの居場所です。
係りの方の説明によると、ペットの居場所は渡り廊下で体育館や教室などの中へは入れないとの事でした。

渡り廊下を見ると3頭ほどのワンちゃんが居ますが、風が強いと雨が吹き込んで来ます。
カッパを着ているとはいえ、いくらなんでも渡り廊下はあり得ません。

寒いとまではいかない気候でも、風は防げない、雨も時々吹き付ける場所に長時間置いておくわけに行きません。
それに人の避難する場所もいっぱいになって来ています。

そこで八王子の私の実家に避難することを妻に提案。
高速道路を使わずに行っても1時間ほどで着くはず。

それでも妻はゆずと一緒に渡り廊下に居ると主張しますが、体調面も考えて却下。
八王子まで避難しました。

八王子までは雨風の中、大きな道路をゆっくりと走りましたが交通量も少なく40分ほどで到着。
ゆずも雨風をしのげる室内、私たち夫婦も布団でゆっくり休むことができました。

ゆずも大人しく過ごせました。

イメージとは違った避難所

小学校などの避難所へ避難したことのない私の避難所のイメージはこうです。

体育館や教室に家族ごとにまとまり、毛布が支給され、おにぎりなどの食べ物も支給されたり炊き出しもある。
校庭には車がたくさん並び、その中で過ごす人もいる。

それがテレビなどで見る避難所のイメージです。

しかし、これはまったく間違っていました。

避難所はあくまで場所を提供するのみ。
毛布や食べ物飲み物などは全て自分で用意すること。
しかも車は校庭においてはいけないそうです。(今回の避難所)

そして今回のような局所的な避難の場合、避難地域に近い避難所が非常に混雑するということ。

後で調布市のウェブサイトで避難所の状況を見たところ、私たちが避難したところが一番混雑しており、少し離れた避難所ではガラガラのところも。

ペット連れ避難に向けて

避難所でのペットの扱い

まず、自分の住んでいる自治体の避難所でのペット取扱のルールを調べましょう。
自分の飼っているペットは、避難所に入れるのか、室外なのか室内に入れるのか等。

室外の場合はそれなりの準備が必要。
車中なのかテントを張るのか等。

無駄吠えを無くす

避難所では無駄吠えは厳禁。
運よく室内に避難できたとしても無駄吠えがあると周りにも迷惑だし飼い主も疲弊してしまう。
普段から無駄吠えをしないように躾は必須。

話は変わりますが今年の秋、犬も泊まれるホテルに泊まった際、夕食時にずっと吠えている子が居ていい加減うんざりした。
飼い主本人たちはいつものことで気にならないのだろうが、同じ犬を飼っている身でも迷惑だった。

ケージに慣れさせる

今回はケージは持っていなかったのだが、できればケージは持っていった方が無難。
ケージに居れれば渡り廊下でなく玄関には入れてもらえるかもしれないし、室外でもケージにビニールでも被せれば雨もしのげる。
あとはケージの中でも落ち着いて過ごせるようにしておけば完璧です。

周りの散歩友達たちはどう避難した?

ゴールデンレトリバーのレオくんは、車で少し離れた(近場は混雑するのを予想)避難所へ行き一晩車の中で過ごし、うちより多摩川に近い柴犬のくまちゃんは仲のいい散歩友達、トイプードルのアンディの家へ避難したそうです。

やはり、中型・大型犬を飼っていると避難所への避難は無理ゲーなようです。

多摩川河川敷のようす

普段、散歩に行ってる多摩川の河川敷の様子はすっかり変わってしまいました。
それだけ今回の台風は威力がすごかったということです。

ここでは土手まで3mくらいに水位が来ましたが、場所によっては越水まで50cmなんてところもあったようです。
ここから1kmほど下流の支流は氾濫して道路も50cmほど冠水して泥だらけ。
すぐに自衛隊が来て処理してくれたようです。

またウチの近くも30cmほど水が溜まっていたとの情報もあります。
これは河川の氾濫ではなく近隣の雨が集まり溜まったようです。

ゆずが居なくなりリードが絡まって出られなくなった藪もこのとおり。
何もなくなってしまいました。

まとめ

今回の件を通して「自分の身は自分たちで守る。」というのが鉄則ってことを感じました。
ウチでは夫婦2人+ゆずが避難できるよう、避難グッズを考慮中です。

あ、これ東京都が出してるやつですが無料なのでダウンロードしておいて損は無いですよ。

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